茨木市で完成見学会開催。満員御礼ご来場ありがとうございました。 茨木市|自然素材|注文住宅|工務店

みなさんこんばんは
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です

昨日今日と茨木市で完成見学会を開催しました。

ヒノキの床
漆喰の壁
そとん壁の外壁

僕たちエッグ住まいる工房としても使いたい素材がふんだんに使われたこちらの住まい。
やはりというか、興味を持って下さる方が非常に多く
とても大勢のお客様が見学に来場されました。

今日にいたっては僕は一日中会場に張り付くほど

その中でもとても印象的だったお客様のお話をひとつご紹介
このお客様はどうやら化学物質やカビなどに対して身体やノドに異変を感じやすい体質のようで、いわゆるアレルギー症状が出やすいというお客様でした。

「いい匂いがする」

複数の会社で完成現場を見学してきたこのお客様は、会場によってはせきが止まらなくなってしまうようなこともあったようで。そんなお客様が家に入って最初に上げたのはそんな感想でした。

実はこの感想ものすごく大事で、ありがたい感想。
多くのお客様が「新築住宅の匂い」と思っている独特の香りは、化学薬品の匂いです。
壁紙など工業製品の匂い。壁紙等を貼る際に使われる接着剤の匂い。
それが揮発して、家中に充満します。

過敏症などでないかたにとってはなんてことないこの匂い
しかし、過敏な方にとっては目鼻のどに異常が現れます。

「その方が敏感で特殊」

そう思うかもしれませんが、そうとも言えない背景があります。

それは、2003年。今から20年以上前「24時間換気システムが義務化された」という背景に繋がります。

問題視されたシックハウス症候群

2000年頃、日本各地では相次いで新築住宅に住む人たちが健康被害の声を上げるようになりました。
「頭が痛い」
「ノドがいがいがする」
「目がチカチカする」
社会問題化したこれは、シックハウス症候群と呼ばれ、多くの被害者を出しました。

そんなシックハウス症候群の被害が急激に増えたのには歴史があります。

①むかし昔の家は、土壁や無垢の木が多く使われていた。
②その後経済成長に伴い、工業製品が住宅材料に使われ始めた。ビニールクロスやシート貼りの床などはその最たる例。
③続いて「家を建てる技術」「家の性能向上」が始まっていき、昔すき間だらけだった家は隙間がどんどんなくなり、空気や熱を逃がさない高性能な住宅が増え始めていく。
④その結果、②の頃から使われ出した工業製品が放出する化学薬品(ホルムアルデヒド)が室外に逃げにくくなってしまい、健康被害の原因になった。
⑤この室内の空気を計画的に室外に吐き出すようにすることを義務化する法律が、その後2003年に施行されるようになった。

誰にでも可能性のある、シックハウス症候群

今日ご案内したお客様が特別過敏だったわけではなく、ご覧の通り誰にでもこのシックハウス症候群は起こる可能性があるとお分かりいただけたのではないでしょうか。

自然素材の家というのは、
「オーガニックな食材」や「自然由来の化粧品」と同じカテゴリになることが多いものです。
ですが、本当は「こだわった方だけが選ぶ物」ではなく、もっともっと身近にあるものであり、そして、その先一生を共にするものです。

来週土日 6月14日15日の2日間もまた完成見学会を予定しています。

「めちゃめちゃ健康にこだわってるわけじゃないけど、どんなものか一度見てみたい」

もちろん大歓迎です。こういった新築直後でないと感じにくいものもあります。
是非この機会に見学してみてください。

この記事を書いた人

竹澤 貫

エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当 大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。 パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。

著者のすべての記事を見る