自然を感じる【窓】のある暮らし

こんばんは!
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房のフジオカです。

今日の最高気温は26℃と随分と過ごしやすい気温になり、事務所のエアコンも本日はお休みです。
それでも、事務所の中がムッとするので窓を開けると、とても心地よい風が入ってきます♬

はい、フジオカは窓から風を取り入れたい・お外見たい派です。
窓開ける派・開けない派のお話はこちらの記事をどうぞ。

https://www.egg-jp.com/staff_blog/staff_blog-22160/

今の家にとって少し向かい風な【窓】というアイテム

それでも最近はさすがにエアコンを付けないと熱中症リスクが高いほどの酷暑であったり、花粉や黄砂の時期があったり、都市部では外からの視線や防犯面でも窓が開けにくく、設けにくくなっているのは確かです。

さらには、断熱性能や気密性の高い住まいを目指すのであれば、窓が大きくたくさんあると不利になることも確かです。


でも窓はそれ以上に豊かな暮らしを与えてくれます。 

 

窓、「景色を切り取る装置」

以前こちらのブログでもちらりと建築家 伊礼智さんをご紹介させて頂きましたが、開口部の魔術師と呼ばれる伊礼さんは、窓を「景色を切り取る装置」として捉えています。

https://www.egg-jp.com/staff_blog/staff_blog-20831/

大きく開けば外と一体感が生まれ、小さく絞れば一枚の絵画のように日常の風景が切り取られます。
窓の高さや位置を少し変えるだけで、見える景色や感じる光は大きく変わります。

例えば座っているときに庭の1本の木でも緑が視界に入れば、心が落ち着く「居場所」となります。

視線の先に空が広がれば、家の中にいても天高く伸びやかな開放感を感じられます。


窓は、暮らしをデザインする要素の一つともいえるのです。

窓、季節を知らせてくれる

また、言わずもがな、窓は四季や時間の移ろいを知らせてくれる存在でもあります。
空一つとっても夏の空、冬の空、朝の空、夕暮れの空、様々な変化を見せてくれます。
窓越しに自然を感じることは、住まいにいながら暮らしを楽しむ豊かさにつながります。
たとえ小さな窓でも、そこから差し込む光や風があれば、家はぐっと生き生きとします。

大切なのは性能と同時に、どんな暮らしをしたいか。
窓辺で自然を感じながら過ごす心地よい時間。おススメです。
住まいづくりの中で「どんな窓を切り取るか」。大切にしたいですね。

この記事を書いた人

藤岡 絵美

エッグ住まいる工房 設計・リフォーム営業担当 二級建築士とインテリアコーディネーターの資格を持ち、新築・リフォーム問わず設計目線でお客様の住まいづくりをお手伝いする。 住まいの「心地よさ」を最も大切にしており、その言語化することが難しい部分をお客様ととことんお話すること掘り下げて、実現できる提案に結び付けている。

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