土地探しstep2 土地の方角・方位の考え方

①方角よりも「暮らし方」で選ぶのが正解

土地の方角は、暮らしの快適さにも関連しますが、どの向きにもそれぞれの良さがあります。
「南向き=正解」ではなく、「自分たちの暮らしに合うかどうか」を基準に考えることが大切です。
たとえば、朝に活動する家庭なら東向き、夕方以降に家で過ごす時間が多いなら西向きもおすすめ。
北向きの土地は常に安定した強すぎない光量が見込めるので、優しく心地よい住まいが叶うでしょう。


方角にとらわれすぎるのではなく、自分たちらしい暮らし方に合う土地を見つけることが家族にとって価値ある住まいづくりへの第一歩です。

②東向き・西向きの土地:ライフスタイルに合わせた光の取り入れ方が出来る

東向きの土地は、朝日がしっかりと差し込み、特に朝の時間帯が明るく過ごせます。
朝型の生活を送る方や、出勤前に気持ちよく準備したい家庭におすすめです。
また、午後の日差しが入りにくいため、夏場でも比較的涼しく過ごせます。


西向きの土地は、午後から夕方にかけて日が当たるため、冬でも暖かく過ごせます。
特に共働き家庭や、夕方以降に家で過ごす時間が長い方には向いています。
夏の西日は強めですが、庇(ひさし)や外付けのブラインド等で対策すれば快適に暮らせます。
夕焼けがきれいに見えるのも、西向きならではの魅力だったりします。

③南向きの土地:日当たりの良さと冬の暖かさが魅力

一般的に人気があるのが南向きの土地です。
一日を通して太陽の光が入りやすく、冬でも室内が明るく暖かいのが大きなメリット。
バルコニーで干している洗濯物も乾きやすく、毎日の家事の時短に繋がることも。


ただし、人気が高いため土地価格がやや高めになる傾向があります。
また、南向きの土地=南に道路がある というわけなので、日差しを取り込むために配置した大きな窓がには視線を遮る工夫が必要になります。
上手に計画すると、日当たりとプライバシーを両立できる家になるでしょう。

④北向きの土地:安定した明るさとプライバシー空間の確保ができる

北向きの土地は暗いと思われがちですが、実は強すぎない明るさが得られるのが特徴です。
一日を通して光量の変化が少なく、均一な明るさが保たれるため、読書や趣味の空間、ワークスペースなどにも適しています。

また、道路に面する北側に玄関を配置して、南側にリビングやお庭を計画することで通行人の視線が一切気にならない空間を実現できます。
南向きの土地と比べると比較的価格も抑えられる傾向があるといった点も魅力のひとつです。





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この記事を書いた人

竹澤 貫

エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当 大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。 パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。

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