【住まいづくり10か条】第2条 「お施主様と共に、ワクワクする住まいづくり、創る喜びを感じて頂ける感動の住まいづくりを目指します」

こんばんは 

自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の代表であり設計も担当しております長野です。
前回に引き続き「住まいづくり10か条」今回は第2条。これは、私たちの住まいづくりに対する姿勢です。

【お施主様と共に、ワクワクする住まいづくり、創る喜びを感じて頂ける感動の住まいづくりを目指します。】

住まいづくりは、図面通りの建物をつくることが目的ではありません。私たちが大切にしているのは、お施主様と一緒にワクワクしながら、その過程も楽しむことです。

先日ある敷地調査でのこと。その土地は、南に公園の緑とその先に美しい山並みが広がり東には川。西側にも山が近く自然が見える最高のロケーションでした。私たちは

「この景色を暮らしに取り入れたい」

と考え、2階やロフトからの眺めを確認するために、屋根調査用の高所撮影アイテムを持ち込みワクワクしながら撮影を行いました。
カメラを伸ばし、2階の高さ、さらにロフト想定の高さまで上げて撮影しました。残念ながら川は街路樹に遮られていましたが南東側は公園の緑と山の景色が素晴らしくこの景色を取り入れないと勿体ない。そしてその写真をお施主様にお見せすると、「そんな景色が見えるんですね!」と同じように目を輝かせてくださいました。ヒアリングでは1階にリビングをとおっしゃっていたお施主様ですが提案した2階リビングのプランも検討くださることに。

こんな一緒に喜びを共有しながら計画を進める時間こそが、住まいづくりの醍醐味だと思います。

私たちが大切にしているのは「おまかせ」ではなく「一緒に」。

注文住宅は我々造り手が一方的に「いい住まいを」と押しつけるものではありません。お施主様と一緒に考え、悩み、何度も打ち合わせを重ねてイメージを共有しながら決めていく。その積み重ねが完成したとき、お施主様が「自分もこの家を創ったんだ」と胸を張れるような、そんな誇らしい住まいづくりになると思います。
その瞬間の笑顔こそが、私たちにとっての一番のご褒美です。
だからこそ、第2条は“ワクワク”と“感動”を共有するお約束なのです。
住まいとはモノではなく、共に歩んだ時間と想いが詰まった「人生の舞台」なのです。

この記事を書いた人

長野 孝彦

エッグ住まいる工房 代表取締役社長/設計担当 現在エッグ住まいる工房で建てる新築のお住まい全ての設計を担当している建築士。建築業界に携わり30余年、累計300棟以上の住まいづくりに関わってきた。デザイン、機能性、メンテナンス性、そしてお施主様のリクエスト。それらをバランスよく取り入れて暮らし方を提案することを得意としている。

著者のすべての記事を見る