資金計画セミナー開催 住まいの計画のために事前にしっておかないといけないこと

1.住まいの計画の第一歩は「資金計画」から始まる

一般的に家づくりを考えるとき、多くの方はまず間取りやデザインに目を向けられます。
雑誌やSNSで見かけた素敵な家の写真に憧れ、キッチンやリビングのイメージを膨らませることはとても楽しい時間です。

しかし、理想の家を現実にするために必要なのは「お金」のご計画。
つまり資金計画を考えることが、本当の意味での家づくりの出発点となります。

資金計画が抽象的でフワフワした状態のまま進めてしまうと、住宅ローンの返済に無理が生じたり、思いがけない諸費用で予算を圧迫、もしくは超過してしまうこともあります。
その結果、「理想の間取りをあきらめざるを得なかった」「想像していたよりも生活が苦しくなってしまった」といった後悔につながる可能性も少なくありません。

8/24(日)開催予定のエッグ住まいる工房の資金計画セミナーでは、建築費用・土地代・諸費用の細部に渡るまで、住まいの計画に関わるお金の全体像を把握していただくことができます。
計画の初期段階でこれを知っておくことが、安心で失敗のない住まいづくりの第一歩に繋がります。

2.住宅ローンの仕組みを理解する ― 個別相談も可能です

資金計画において大きな比重を占めるのが住宅ローンです。
特に30~40代は子育て世代であり、教育費や車の買い替えなど、今後の出費が見込まれる時期。
だからこそ「借りられる金額」を把握した上で「返せる金額」を意識することが大切です。

セミナーでは、住宅ローンの金利タイプの違いや毎月の返済額の考え方など、基本的な知識を分かりやすくお伝えします。
住宅ローンをご利用予定の方は「仕組みを理解すること」が第一歩です。

そして、実際にご家庭ごとの将来設計(ライフプラン)に合わせて、より細かに返済シミュレーションをしてみたい方には、ファイナンシャルプランナーとの個別相談もご案内が可能です。
教育費や老後資金まで含めた長期的な視点を持つことで、より安心した資金計画を立てることができます。

「知識として学ぶ」部分と「実際に自分に当てはめる」部分を分けて考えられるのも、このセミナーの特長です。

3.建築費用だけでなく「見えないお金」にも注意

住まいづくりにかかる費用は建物本体の工事費だけではありません。
土地の仲介手数料や登記費用、ローンの事務手数料、火災保険料など、数百万円単位の諸費用が発生します。

さらに、引っ越し費用や新しい家具・家電の購入費用も忘れてはいけません。
これらを計算に入れないと、「予算オーバーで想定外の出費が重なる」といった事態に陥りやすくなります。

また、住み始めてからの維持管理費も家計に影響します。
ここで注目すべきは、「建材や住宅性能の選び方で将来のランニングコストが変わる」という点です。

例えば、本漆喰の室内壁はビニールクロスと比べて耐久性が高く、貼り替えの必要が少ないため、長期的に見てメンテナンスコストを抑えることができます。
無垢材の床は使い込むほどに味わいを増し、表面を削ることで再生できるため、貼り替えの必要が少なく経済的です。
さらに、断熱材のセルロースファイバーを用いた住まいは断熱性だけでなく蓄熱性も高く、冷暖房効率が高まり省エネな暮らしに直結します。

こうした「隠れたコスト」まで考えることが、資金計画の質を高める秘訣です。

4.将来を見据えた資金計画の考え方

住まいづくりは一時的なイベントではなく、完成した住まいで長期的に暮らすことが目的です。
そのため、資金計画も「今だけ」ではなく「10年後・20年後・・」を見据える必要があります。

たとえば、住宅ローンを組むとき、または大きなメンテナンス費用が掛かるタイミングには子どもの教育費がピークを迎える時期と重ならないように計画を立てるなど、事前に予測ができていれば対策を講じることもできるでしょう。
また、老後に向けて住宅ローンを完済できるタイミングも重要なチェックポイントになります。

さらに、将来のリフォームやメンテナンスも資金計画に含めて考えておくことが大切です。
自然素材の家は、適切に手を入れることで長持ちし、リフォーム費用を抑えることができます。
特に無垢材や漆喰のような素材は、経年変化を楽しみながら維持できるため、住まいの価値を保つことにもつながります。

「建てた後の暮らし」にまで視野を広げることが、真に安心できる資金計画です。

5.家族の「理想」と「現実」を調整する

資金計画は単なる数字の計算ではなく、ご家族の価値観すり合わせる大切な作業です。

「広いリビングで子どもがのびのび遊べるようにしたい」
「自然素材に囲まれて健康的に暮らしたい」
「趣味を楽しむ夢のスペースを確保したい」

こうした理想をそのまま実現することは難しい場合もありますが、資金計画を立てながら優先順位を整理することで、納得できる住まいづくりが可能になります。

例えば、キッチンや水まわりに少し費用をかけつつ、内装材には自然素材を取り入れることで、快適性と健康性を両立させるといった工夫も可能です。
資金計画セミナーでは、このように「何にお金をかけ、どこで調整するか」という考え方を一緒に整理することができます。

理想と現実のバランスをとることは、納得感のある満足度の高い住まいづくりに繋がります。

6. 資金計画セミナーで得られる安心

資金計画は、住まいづくりを成功させるための基盤です。
住宅ローンや諸費用、将来のランニングコストまで含めて考えることが、安心して暮らせる住まいを実現します。

資金計画セミナーに参加すれば、

  • 家づくりにかかる総費用の全体像が分かる
  • 将来の支出を見据えた長期的な計画ができる
  • 素材による住まいのランニングコストの費用対効果を理解できる
  • 希望者はファイナンシャルプランナーと個別相談もできる

といったメリットがあります。

これから住まいづくりを始める30~40代のご家族にとって、資金計画は未来の安心と幸せを守るための大切なステップです。
数字の裏にある「家族の暮らし」を意識しながら、一緒に学んでいけたらと思います。




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この記事を書いた人

関口 京介

エッグ住まいる工房 新築営業担当 宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士の資格を持ち、家の事だけでなく、ライフプランニングや土地探しまで、マルチにお客様の住まいづくりをサポートする。 万人受けする家を建てるのではなく、お施主様にとって100点の住まいづくりをすることをモットーに、不安や疑問に寄り添いお手伝いをしている。

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