リフォーム現場で感じた「なぜ?」
こんばんは!
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房のフジオカです。
先週末、知人から「インフルエンザが流行ってて、学級閉鎖とか出てるみたいよ」と聞いた翌日月曜日。
なんと息子の学年でも一クラスが学級閉鎖に…。
予定されていた校外学習も延期となり、お弁当作りが一日増えました(笑)
季節の変わり目、体調を崩しやすい時期です。
みなさま、どうぞお身体にはくれぐれもご自愛くださいね。
さてさて、話は変わりまして――
今回は、リフォーム現場で感じた「なぜ?」のお話を少し。
一つ目は、実家のトイレ排水の外配管が詰まりやすい、というご相談。
使用頻度はそれほど高くないトイレで、お施主様がたまに掃除してしのいでこられたそうですが、やはり大変。
ということで、今回改修させていただくことに。
配管の上には植栽があり、「根っこが悪さしているのかな?」と推測していました。
ところが掘り返してみると、根っこは無関係。
原因は、ただただ“排水勾配が悪い”――つまり、排水管の傾斜がほとんど取れていなかったのです。
周囲の条件的にも十分角度が取れる場所だったので、「なぜ?」。
さらに水道屋さんいわく、「ここにこの材料を使うのは、なぜ?」というような施工も見受けられたそうです。

二つ目は、ユニットバスの入れ替え工事でのお話。
既存の浴室を解体すると、外壁面の断熱材が「入っている壁」と「入っていない壁」が混在していたんです。
築数十年のお家で断熱材がまったく入っていないことはよくありますが、「半分だけ入っている」というのはどういうことでしょう(笑)


普段の生活では見えない部分だからこそ、解体して初めて分かる“過去の施工の痕跡”。
現場では思わず「なぜ?」と首をかしげることが、しばしば。
――本来は“しばしば”あってはいけないことなんですけどね。
信頼できる会社や職人さんを見つけるのは、本当に難しいことです。
「信頼できる仕事かどうか」は、実際に工事してもらうまで分かりませんし、
場合によっては工事後でもお施主様が気づけないこともあります。
だからこそ、
一つひとつの現場で丁寧に、誠実に。
コツコツと積み重ねることでしか「信頼」は生まれないのだと、改めて感じた現場レポートでした。
信頼を積み重ねる一つの機会として、
構造見学会にもぜひご来場ください。
見えない部分までしっかりと、を体感していただけると思います。